限定解除


 
医療広告の規制対象事項でも、以下の要件をクリアすることにより表記が可能になるものもあり、これを限定解除と言います。
 

■ 限定解除の要件

保険診療は➀➁、自由診療は➀➁➂の要件を満たせば、限定解除が可能です。
 
➀ 患者が自ら求めて入手する情報を表示するウェブサイトであること
   メルマガや患者の求めに応じて送付するパンフレット等も該当します。
   バナー広告やリスティング広告などの、広告を使った集客は限定解除の対象外です。
➁ 電話番号、メールアドレス等の問い合わせ先をわかりやすく書くこと 
➂ 自由診療の場合 治療内容費用リスク副作用の情報を提供すること
 

■ 限定解除により表記が可能になる事項例

・専門医/認定医/指定医/産業医の表記
・総合診療科の表記
・審美治療の表記
・学会の認定する研修施設である旨
 
※追加要件のあるもの
・ビフォーアフター写真の掲載
  保険診療の場合も治療内容、費用、リスク、副作用の情報を提供する必要があります。
・未承認医薬品・医療機器を用いた治療
  「未承認医薬品等であること」、「入手経路(個人輸入かそれ以外か)」、「国内の承認医薬品の有無」、「諸外国における安全性等に係る情報」を明記する必要があります。
・医師個人の手術件数
  求められれば裏付けとなる根拠を示す必要があります。
 
参照:「医療広告ガイドラインに関する Q&A
 

 
限定解除の要件を満たせば、医療広告に掲載できる内容が格段に広がります。
 
 
医療広告ガイドラインとは
医療広告の定義 ー対象になるもの、対象にならないものー
医療広告の禁止事項ー前編ー
医療広告の禁止事項ー後半ー
 
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