冒険日記58ページ目『絵コンテの書き方②』

前回から引き続き、映像制作をしているA.Iです。
今回は絵コンテの詳しい書き方を説明します。
 
厳密なルールがあるわけではないですが、絵コンテを描く上で最低限必要な情報は6つです。
今回のために簡単なコンテを描いてみました。
 

赤字で番号が振ってありますね。それぞれ下記の情報になります。
 
①カット番号(場合によってはシーン番号も)
②画面イメージ
③ト書き
④セリフ
⑤SE(効果音)
⑥尺
 
①カット番号
カットというのは、途切れないひと続きの映像のことです。
カメラを回し始めてから、止めるまでで1カットです。
 
②画面イメージ
カメラのおさまりを考えます。
同時に「何が、どのように動くか」「どこまで動くか」いった情報も描き込みます。
矢印をつけたりして、動きが分かりやすくなるよう心がけましょう。
 
また、前後のカットつなぎは非常に重要です。
前のカットで手を下ろしていたのに、次のカットで上がっている。
足元に小物があったのに、なくなっている。
何か意図があるなら良いと思うのですが、基本的にこれらのミスは「事故カット」と言われてしまいます…。
ポーズや小物の位置が変わらないように注意しましょう。
 
③ト書き
カットの内容を示します。
その際に「場所」「時間帯」も描き込むと良いでしょう。
外の場合は晴れ、雨、雪といった情報も入れておきたいです。
そのほかキャラクターの芝居などを書き込みます。
 
④セリフ
言葉の通り、キャラクターのセリフやナレーションなど声にかかわる情報を入れます。
誰のセリフかわかるようにキャラクターの名前も入れましょう。
 
⑤SE(効果音)
こちらも言葉通りです。
「ゴソ‥」(衣擦れ音)
「ガチャ」(扉が開く)
などのように()を補足してあげるとより丁寧です。
 
⑥尺
映像を作る際に大変重要な情報です。
セリフがある場合は口に出してみながら、ストップウォッチで測りましょう。
後から尺が足りない~となると撮り直しが発生してしまいます!
間なども考えつつ、しっかり書き込みましょう。
 
次回はもう少し踏み込んだお話をしようと思います。
あとはおすすめの本とかも紹介出来ればなと。
お楽しみに!
 
次回につづく!

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