冒険日記30ページ目映画『アリータ バトル・エンジェル』をみんなで鑑賞!
———————————————————————————
これはジラフちゃんとカメライヌを通して
「ブルージラフ」の日々の出来事を綴った冒険日記である!
———————————————————————————
3月1日、時刻12時すぎ。
秘境★ブルージラフでは毎月1日にみんなで映画を鑑賞する「映画の日」というイベントがあるらしい。
今月は私も参加してみたぞ!
ちなみに観た映画はこちら!
『アリータ バトル・エンジェル』!
【あらすじ】
数百年後の未来。スクラップの山の中から奇跡的に脳だけが無傷の状態で発見されたサイボーグの少女アリータは、サイバー医師のイド博士によって新たな体を与えられ、目を覚ます。しかし彼女は、自分の過去や今いる世界についてなど、一切の記憶が失われていた。やがてアリータは、自分が300年前に失われたはずの最終兵器として作られたことを知り、そんな兵器としての彼女を破壊するため、次々と凶悪な殺人サイボーグが送り込まれてくる。アリータは、あどけない少女の外見とは裏腹の驚異的な格闘スキルをもって、迫り来る敵たちを圧倒していくが……。(映画.comより引用)
こちらの原作はなんと木城ゆきとによる日本のSF漫画「銃夢(ガンム)」なんだとか!(今も連載中)
一体どのような映画になったのか。
その満足度は?
ブルージラフのみんなにも意見を聞いてみたぞ!
※製作視点とは:ブルージラフは映像やデザインの仕事をしているので、製作者視点からみた採点である。
全体を通してかなりの高評価!
原作を読んだことがある人と未読の人がちょうど半々だったが、両者満足する出来だったようだ。
以下感想をまとめたぞ!(ネタバレもあるので注意!)
【良かった点】
- ■原作知りませんが、謎的な部分を残しつつも設定などもわかりやすく単純に映画として楽しめました。
- ■原作の内容を知っていたので、ボリューム満点な原作を映画の尺内で良くまとめていたと思う。
- ■内容も画面も詰め込まれていて、ダレるところが無かったので良かった。
- ■日本原作のものがハリウッドで映画化されることについては、いろいろ意見もあると思うが最先端の技術を持つハリウッドで映像化されることは単純に興味深く、見てみたい欲求にかられる。
- ■戦闘シーンも多いが、敵の倒し方などもバリエーション豊かで飽きなかった。
またカメラワークもうるさくなりすぎず、インパクト重視ではなく何が起きてるかをちゃんと見せることを意識していることが感じられ、好感が持てた。
CGでありながら、スラム感ある汚れや空気感が良く出ていたと感じる。アリータの不気味の谷感もおもしろい。 - ■場面によって細かく表現を変えているのが印象に残りました。
・剣の状態によって切れ方(断面等)が違う(ザパンの顔はただきれいに切れていて、アークプラズマをまとう後半は切断面が赤くなっているなど)
・水の中に入ったときに呼気がない
・モーターボールの時、足首から先をローラーに変更している
など - ■爽快な気分で映画を見れました。
またキャラクターの決めポーズなども原作の表紙や劇中からとってきており、原作リスペクトを感じた。
【気になった点】
- ■あまりにもパート1、パート2に続くという内容だったので映画としてはな。。と思った。特に何故上と下でそんなに格差があるのか?上のボスが偉いのか?の説明がなかった(と思う)ので気持ち悪かった。(原作未読者)
- ■原作を忠実に再現する弊害として、今回のようにストーリーが詰め込み過ぎて描写が駆け足になったり、ストーリーも平坦になりがちなので程よい取捨選択が必要なのだろう。
原作が描かれた時代背景や設定(服装や小物などのデザイン含め)を如何にアレンジしていくかも地味ながら重要な作業と思われる。(原作読了者) - ■イケメン(ヒューゴ)の最後の行動が納得いかなかった。
- ■主人公の子供っぽい部分も含めた心情的な部分にもう一歩踏み込んでほしかった、とも思います。
ヒューゴももっと子供の印象で、子供だからこそのあの行動だと思っていたので、映画では思いの外年齢が高くて、ただの考えなし感が増したな…と。 - ■ストーリとしては少し単調だったかもしれない。
体の一部がサイボーグ化しているのが当たり前だったり、逆に生身の人間の方が珍しかったりという現代とは少し違った価値観をもったこの世界の面白さや恐ろしさも同時に見せられると作品の中により入りこめたのではないかと思う。 - ■アリータの顔(目の大きさ?)賛否あるようですが個人的には顔よりも髪のCGっぽさというか、アニメっぽさがちょっと気になりました。
と、こんな感じ!
確かにストーリー的にも画面的にも情報量の多い作品であった!
戦闘シーンも多く、映画公開が何度か遅れたのも頷ける。
しかしその情報量も多さのためにストーリーの抑揚やキャラクターの心情変化の描き方について疑問も出たようだ。
とはいえこれらの感想は、あくまでクオリティの高さから出てきたもの。
何度も言うようにレベルの高い作品だったので、興味のある人は見てみることをおススメするぞ!
以上、報告を終わる。